「Dr.マシリト 最強漫画術」の評価!良かった点3選と悪かった点1選!

「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ」の鳥山明先生を担当し、マシリトの愛称で知られる鳥嶋和彦さんが書いた「Dr.マシリト 最強漫画術」という本が2023年7月21日に発売されました。

説明するまでもないと思いますがマシリト(Dr.マシリト)とは「Dr.スランプ」に登場する鳥嶋さんをモデルにしたマッドサイエンティストです。

鳥嶋さんは「週刊少年ジャンプ」の編集者時代に鳥山先生の他にも「電影少女」の桂正和先生、「ダイの大冒険」の稲田浩司先生(作画)などを担当しただけでなく、同雑誌の6代目編集長(1996~2001年)を務めるなどし、多くの大ヒット作品を世に送り出してきました。

そんな鳥嶋さんの貴重な経験やノウハウが余すことなく語られている一冊です。

これから漫画家を目指す人はもちろん漫画編集者に興味がある人、80年代~90年代にちょうどジャンプを読んでいた人には間違いなく読む価値のある内容となっています。

この記事では「Dr.マシリト 最強漫画術」の購入を迷っている方に向けて良かった点3選と悪かった点1選を紹介します。

「Dr.マシリト 最強漫画術」の良かった点3選

「Dr.マシリト 最強漫画術」の良かった点は沢山ありますが今回紹介するにあたり3つのポイントに絞りました。

  1. 鳥山明描き下ろしカバーイラストとおまけマンガ
  2. 鳥山明、桂正和、稲田浩司三者との対談収録
  3. 漫画業界を知れるビジネス本としても面白い

ここからは上記3つの良かった点について1つずつ詳しく紹介していきます。

鳥山明描き下ろしカバーイラストとおまけマンガ

「Dr.マシリト 最強漫画術」の良かった点の1つ目はカバーイラストが鳥山明先生の描き下ろしでさらに鳥山先生描き下ろしのおまけマンガも収録されている点です。

今現在、鳥山先生がイラストや特に漫画を描き下ろすというのは中々無いと思うのでこれは本当に貴重なことだと思います。

鳥山明先生のファンはコレクションとしてもぜひ手に入れておきたいところではないでしょうか。

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鳥山明、桂正和、稲田浩司との対談が収録

「Dr.マシリト 最強漫画術」の良かった点の2つ目は著者の鳥嶋和彦さんと鳥嶋さんが担当し大物漫画家に育て上げた鳥山明先生、桂正和先生、稲田浩司先生との対談が収録されている点です。

どのようにしてあの大ヒット漫画達が誕生したのか、その舞台裏などを知ることが出来ます。

3人の先生のファンはこの対談を読む為だけにでも購入する価値があると思います。

漫画業界を知れるビジネス本としても面白い

「Dr.マシリト 最強漫画術」の良かった点の3つ目は漫画業界を知れるビジネス本としても面白い点です。

「週刊少年ジャンプ」の編集者だけでなく編集長も経験した鳥嶋さんだからこそのヒット作の生み出し方や仕掛け人としての大事な思考などを知ることが出来ます。

また本著は表向きは漫画家になりたい人の為に書かれたものですが著者が最強漫画編集者だった鳥嶋さんですので当然漫画編集者になりたい人にとっても大変勉強になることが沢山書かれています。

「Dr.マシリト 最強漫画術」を読んだ人の中から漫画家だけでなく鳥嶋さんのような敏腕編集者も誕生するかもしれませんね。

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「Dr.マシリト 最強漫画術」の悪かった点1選

「Dr.マシリト 最強漫画術」の悪かった点ですが私が調べた範囲では内容について酷評されているのは全く見かけませんでした。

ただ内容ではありませんが紙面のデザイン、特に色使いについての苦言がチラホラ見受けられました。

紙面のデザイン(特に色使い)が読みづらい

Amazonのレビューの中には紙面のデザインがトリッキーかつ構成が複雑で読み進め方が分かりづらいという指摘がありました。

また同じ人が色使いについても背景に蛍光ピンクを使っている個所は非常に読みづらかったとの感想も述べていました。

Twitterにも同じように紙面の色使いについて苦言を呈している人がいました。

色使いによって読みづらいのは全体ではなく一部の様ですがこれから購入を検討している方でその辺が気になる方は電子版ではなく紙の方が良いかもしれません。

「Dr.マシリト 最強漫画術」の評価まとめ

「Dr.マシリト 最強漫画術」の良かった点と悪かった点をおさらいします。

【良かった点】

  • 鳥山明描き下ろしカバーイラストとおまけマンガ
  • 鳥山明、桂正和、稲田浩司三者との対談収録
  • 漫画業界を知れるビジネス本としても面白い

【悪かった点】

  • 紙面のデザイン(特に色使い)が読みづらい

内容については文句が無く漫画家や漫画編集者になりたい人はもちろん漫画業界の裏側などに興味がある方にもとても興味深い一冊となっています。

紙面のデザイン、特に色使いによって読みづらい箇所があるので購入するのなら紙の方が良いかもしれません。

また鳥嶋さんが「週刊少年ジャンプ」の編集者、編集長として活躍されたのは2000年代前半までなので最近流行っている漫画の技法などを知りたいという方は満足できないかもしれません。

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